ドライアイ外来

ドライアイ外来とは?

ドライアイとは文字通り目が乾いてしまう病気(状態)です。
しかし、よく勘違いされるのですが、必ずしも涙が出ないとか少ないという訳ではありません。

涙の量が多い少ないに関わらず、目の表面全体が涙でしっかりカバーされていない状態が「ドライアイ」です。涙の質の低下により、一部でも涙でカバーされていない場所(ドライスポット・ダークスポット)があれば、そこは乾いて荒れてしまいます。

涙が出てしょぼしょぼしているのに「ドライアイ」とはおかしいではないか!と時々言われていますが、おかしくないのです。

ドライアイ外来では涙の量や質の評価をするとともに目の表面、まぶたの裏や縁の状態を観察します。そしてそれぞれの問題に見合う治療を行います。 もちろん一番の目的は自覚症状の改善です。

涙のカバーの状態


【正常】

【ドライアイ 軽度】

【ドライアイ 軽度~中等度】

ドライアイ外来の流れ

1.問診 2.視力・眼圧などの眼科一般検査 3.ドライアイ検査 4.診断・治療 5.経過観察

1. 問診(問診内容)

以下の問診表を用いて行います。症状の他に生活環境や体の状態を確認します。

現在の症状(以下の中であてはまるもの○を記入して下さい)


2. 眼科一般検査

視力検査、眼圧検査などを行います。
ドライアイ以外の目の病気(白内障、緑内障、黄斑変性症、網膜剥離など)を見落とさないことは大事です。そのために必ず一度は受けて下さい。
(初診時に受けていただくことをお勧めします。)
また、メガネやコンタクトレンズの度数が目にあっているかどうかも確認いたします。


3. ドライアイ検査

細隙灯顕微鏡検査(フルオレセイン染色を用いた)

涙を含む目の表面、まぶたの裏や縁の状態を確認します。
ドライアイの所見として、「 涙のたまりが少ない。」
「涙のフィルムがすぐ壊れてしまう。」
「角膜・結膜の上皮障害(キズ)。」
「マイボーム腺の出口がつまる。」
などがあります。

角膜上皮障害(キズ)

【軽度】
【軽度】
【中等度】
【中等度】
【重度】
【重度】

シルマーテスト・フェノールレッド綿糸法

涙の分泌量を測る検査です。専用のろ紙や綿糸を用いて行います。



シルマーテスト


フェノールレッド綿糸法

通水検査

涙が目元の涙点から喉に流れ出ていく排水管(涙道)の通りを確認する検査です。 涙が目尻から流れてしまう(流涙症)方に行います。


4. 診断・治療

以上の様な検査の結果をもとにドライアイの診断を行います。 ドライアイと診断された方には以下のような治療を行います。

点眼薬による治療

  • 人工涙液
  • ヒアルロン酸ナトリウム(ヒアレイン・ティアバランス)
  • ジクアホソルナトリウム(ジクアス)
  • レバミピド(ムコスタ) など

ドライアイの種類や程度によって処方される点眼薬は変わります。 場合によっては防腐剤の入っていない点眼薬や眼軟膏を処方することもあります。

点眼薬による治療

涙点プラグ

上記の点眼薬の治療で十分な効果が得られない場合に行います。
涙が排出される涙点(涙点は左右の上下のまぶたにそれぞれ1つずつ[計4つ]あります)にシリコンでできたプラグで栓をします。
涙の分泌量を増やす治療がないため、涙点プラグは相対的に涙の量を増やす有効な治療です。
外来でできる比較的簡単な処置で痛みもほとんどなく5分程度で終了します。
どの涙点にプラグをするかは、ドライアイの程度・症状に応じて決めます。
また挿入したプラグは必要なくなれば(問題あれば)すぐに外すこともできます。

挿入前
挿入後
右目 左目

生活環境の指導

「ドライアイ」のページをご参照下さい。

必要によりメガネ・コンタクトレンズの処方


5. 経過観察

診断の上で点眼薬を処方し、1~2ヶ月程度の間隔(重症の方や処置を行った方はもう少し短くなります)で再受診していただきます。
その後の自覚症状の様子と再診時の検査結果(所見)をもとに治療効果を判定します。

効果が上がらない場合、点眼薬を変更したり、涙点プラグを検討します。

自覚症状の変化を口答で伝えてもらことが難しいこともあり当院ではスケールを用いて教えていただくこともあります。

スケール

治療前後の角膜所見(一例)

治療前
【治療前】
治療後
【治療後 1週間】

【治療後 3週間】
診療時間
09:00~12:00
14:00~18:00
休診日 木曜日・祝日 土曜日の午後は手術を行っております。
住所 〒232-0064
神奈川県横浜市南区別所3-8-3  クリニックビル3F
TEL 045-731-1113
FAX 045-731-1121
アクセス 京浜急行線(京急)・横浜市営地下鉄ブルーライン「上大岡駅」 カミオ前発バス(11番バスのりば)にて5分「別所宮下」バス停下車徒歩約2分 ※クリニックビル専用駐車場あり(9台分)・駐輪場も完備しております。 当院へのアクセス(交通手段)には「かなちゅう(神奈川中央交通)」のホームページが便利です。